うちのガラクタ

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

350 読めるかな?





前回の吉岡堅二画伯の資料展示を、東大和市の図書館でもやっていると知ったので観に行ってきました。
東大和市の図書館は、我が市との共同利用が出来ないため普段行くことがありません。
蔵書のラインナップは各市ごとで随分と異なっており、借りてみたい本が沢山ありました。
資料展示を観たあと、図書館を覗いてみると 、館の壁一面に貼られたタイルに、世界のいろいろな地域の文字が書かれていました。
なんとなく馴染みのあるかたちの文字、まるで知らない不思議な文字、名前だけは聞いたことがあるような昔の文字・・・・・・・・・・・・。
見ていてとても楽しかったので、なんとなく写真に納めてみました。



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 ● 壁面には世界の文字のオンパレード       東大和市中央図書館にて。

撮りもれの文字<グルジア教会文字、グルジア文字、ギリシア文字、アルメニア文字、ウルドゥ文字、パシュトゥ文字、マルディブ文字、セイロン文字、現代中国文字、ピサヤ文字、バタック文字、ハングル文字 など>も結構ありましたが、硝子面に紹介されていた「世界の文字分布地図」を参考に、どこに該当するのか不明な文字もなんとなく地域分類(言語や文字系統はまったく無視した我流です)してみました。

楔形文字のように岩盤や粘度板に刻む文字、ペン書きの文字、筆書きの文字・・・・・筆記具の種類によって、そのかたちの傾向があり。
アラビア文字のように右から左へ書き進めていくもの、漢字のように縦書きのもの・・・・・・・・その表記の流れによっても随分と表情が異なります。
モンゴル文字のように、アラビア系の文字を90度回転させ縦書きに表記するような記載方法の文字があったりと、その表記も様々ですが、ともかく、下から上に書き進めていく文字は皆無とのことです。
古代の文字、既に廃絶してしまった文字、そして少しずつ独自の変化を遂げながら現代まで脈々と続いて使われている文字。
『バビロンの塔』の崩壊逸話での、多言語化ではないですけど。
文字も各々の言語に合わせ独自に変化を遂げています。
日本語は漢字を用いる文化圏ながら、日本独自に編み出された国字も多くあります。
漢字の音読み・訓読み、さらに平仮名・片仮名 併せて三種類の文字を混用して当たり前のごとく使っているような国は、世界的にも例がないのではないでしょうか。
『西夏文字の研究』の本など開いてみると、まるで見たことのない不思議な漢字が並んでいます。

さて、文字のかたちを見ただけで、どれだけ知っている文字がありますか!?


**<文字名は、左上から右方向へ向かい下っていく順の表記としました。>



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 ● 謎の文字 その1

ファイストス円盤文字
クレタ(ミノア)象形文字
クレタ線文字A
クレタ線文字B
ルーン文字
エトルリア文字
ゴート文字
グラゴール文字
キリール文字
ラテン文字(15cゴシック体)
ゲール文字(アイルランド文字)
ラテン文字

地中海沿岸からヨーロッパ地域の文字。
ヴァイキングの用いたルーン文字、北イタリアのエトルリア文字、マケドニアから伝えられたロシアのキリール文字など。



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 ● 謎の文字 その2

エジプト聖刻文字(ヒエログリフ)
エジプト神官文字(ヒエラティック)
エジプト民衆文字(デモティック)
クシュ(メロエ)文字
コプト文字
エチオピア(ゲーズ)文字
古代アビシニア(エチオピア)文字
南アラビア文字
ヴァイ文字
パムム文字

アフリカ大陸の文字。
古代エジプト文字のヒエログリフは聞き馴染みのある文字ながら、同時代に民衆文字を含め3種類の異なる文字が使われています。



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 ● 謎の文字 その3

ウガリット楔形文字
ビブロス疑似象形文字
原パレスチナ文字
フェニキア文字
古ヘブライ文字
サマリア文字
ナバテア文字
ヘブライ文字
シュメール楔形文字
アッシリア楔形文字
バビロニア楔形文字
アラム文字
パルミラ文字
シリア文字
エラム象形文字
アケメネス・ペルシア楔形文字
アヴェスタ文字
パフラヴィー文字
アラビア文字(ディワーン書体)
アラビア文字
ソグド文字
ウイグル文字
シーボ文字


西アジア、中近東域より中央アジアへの地域の文字。



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 ● 謎の文字 その4

インダス文字
カローシュティ文字
ブラフミー文字
悉曇(しったん)文字
ランダー文字
グルムキー文字
ビハーリー(カイティ)文字
グジャラーティー文字
ベンガル文字
チベット文字
パスパ文字
カンナラ文字
アッサム文字
オリヤー文字
バリー文字
チェンマイ・ラオ文字
カレン文字(ポーカレン文字)
タイ・ロ文字(現行字形)
タイ・ナ文字(現行字形)
シャム(タイ)文字
クメール文字
チャム文字

南アジアから派生したインド系文字は北と南の2系統の文字が、インド亜大陸から、チベットや東南アジア方面へと伝搬。



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 ● 謎の文字 その5

漢字(金文)
水(すい)文字
女真文字
西夏文字
ベトナム漢字(チュノム)
平仮名
片仮名


中国の漢字文化圏の文字。
漢字といえども、まるで読めない字ばかりです。



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 ● 謎の文字 その6

突厥文字(碑文体)
突厥文字(筆記体)
モソ表音文字
モソ象形文字(トンパ文字)
規範彝文
レプチャ文字
タガログ文字
レジャン文字
ジャヴァ文字
マカッサル文字
フレイザー文字(伝導文字)
ポラード文字(伝導文字)
エスキモー文字
ピュー文字
マヤ文字


こちらの文字は、アジア域のものが多いですが、どういった派生なのか分類に余ったもの。
モソ人のトンパ文字や、彝族の文字は中国の土産物のなかに見ることがありました。
インドのシッキム州のレプチャ族は、日本人先祖説とされるほど日本人とよく似た人たちながら、
レプチャ文字の系統はインド系文字とも少し違っているように見えますが、はて?
エスキモー文字や伝導文字は、本来無文字社会に充てた表音記号のようなものでしょうか?



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 ● 旅先で出会った文字いろいろ。

デジカメの時代でしたら必要以上に、それぞれの地域の不思議な文字も数多くメモっていたことでしょうが。
当時のカメラは接写も出来ず、文字もほとんどフィルムに納めていませんでした。
遺跡にみる歴史的な碑文は、もう少し多く撮ったはずでしたがどこえやったのやら。

左上; バーリー系の文字?     (カンボジア、アンコールワット遺跡)
中上; チャム文字         (ヴェトナム、ニャチャンのチャンパ遺跡)
右上; チベット文字碑文      (中国西蔵自治区、ラサ)
中左; マニ石<チベット文字>   (中国西蔵自治区)
中央; 結婚式の幕<クメール文字> (カンボジア)
中右; 貼り紙<漢字>       (中国雲南省)
左下; モソ象形文字<トンパ文字> (中国雲南省)
中下; 楔形文字          (イラン、ペルセポリス遺跡)
右下; アラビア系文字?      (イラン)




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 ● 文字小物

左上; シッキム収集の経典
右上; ベンガル文字小学教本
下 ; トンパ文字印鑑




よその国の人には、日本の文字はどのように見えるのでしょうか?  (^^)  



 
  1. 2017/05/26(金) 22:50:07|
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