うちのガラクタ

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

296 ぼんくら釣り その2




前回は、近辺の川でしたが、今回は家から一番近い忠別川での釣りです。


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 ● 忠別川

忠別川もその周囲、特に駅裏が大開発され、むかし機関区だった場所が現在ではすっかり綺麗な公園に変わりました。
河岸整備で川の流れも多少は変わったけれど、釣り場としての新しいポイントも結構ありそうです。
また列車の鉄橋は、当時のまんまの様相でどことなく寂れた感じはしますが、橋桁の流れの溜まり部分はなかなかポイントとしては良さそうな場所です。
それにしても、この夏の大雨で、あれから一月は経つというのに川は相変わらず濁ったままの荒れた状態です。
橋桁に山のように堆積された流木など見ていると、水害の凄さをあらためて強く意識させられます。


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 ● エゾウグイ

北海道特有のウグイ(コイ科)です、本州のウグイ(ハヤ)とは少しちがっています。
成長して婚姻色が現れると魚の腹の部分が赤くなるるので、アカハラと呼ばれます。
市内の河川には、本州でみるような鯉はおらず、ここらの清流ではもっとも多く釣れるのが、このウグイです。
マス類とちがって釣り上げても面白みが一切ないので、釣ってはポン釣ってはポンと放つことになります。
すっかり脇役となっているので、今回は写真掲載することに。


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 ● ミンク    旭山動物園での写真と、釣り場に残されていたそれらしき足跡。

釣りをしていてときどき見かけるというミンクは、毛皮用に輸入し養殖されていたものが逃げて、野生化したものという。
昨年は、釣りをしていたらカワウソらしき細い小獣(たぶんミンクだったのでしょう)が対岸からゆらゆらと泳いできて、足元の川に浸けていた振らしビクが、魚ごと水中に持っていかれました。
ビクは小石を錘にしていたから、頭から突っ込んだまではよかったものの、小獣にとっては逆に散々な罠となってしまった模様。
逃げ込んだ堰堤の底から、思わぬ音量の断末魔の叫びが聞こえ驚かされました。
そんなハプニングもあってか、どうやらミンクらしき小獣が生息していると踏んではいましたが。
今回は、昨年の珍事のあったコンクリートの堰堤で、夕暮れ時それらしき姿をしっかり確認できました。
近寄ってみると、この写真と同じ姿の黒いミンクで、やはり堰堤の隙間の空間を巣にしているようです。
細っそりとしなやかで俊敏な動き、なんとも愛らしい。
ご対面となり、ピューピューと嘘の鳴き声を模して口笛で呼ぶも、こちらをきょとんと見たままで一向にすり寄ってくる気配はなし。
それでも、しばらくにらめっこの時間が持てて面白かった。
残念ながら、こういうときに限ってカメラを持参していません。
釣果にかかわらず、今回釣り場では、サクラマスの遡上が見られたりミンクが見られたりと、なかなか楽しいことも多いです。


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 ● 陽が昇り、川の様相は刻々と変化します。アメマスが釣れました。

忠別川のこのポイントは、家からは自転車で10分という近さです。
本流から分かれた小さな流れは、水質も幾分澄み、このところどうにかやっと、釣りをするのに川も落ち着いてきました。
朝、家の庭で餌のミミズを補ってのワンパターン行動でしたが、この日は餌をイタドリに変えてみたら、魚の食いつきもなかなか良好でした。
柳の倒木のポイントへ、仕掛けが引っかかるのを気にしつつ糸を送ると、柳の木の下には何んとやらで、アメマスが釣れました。
釣り魚の魚種もかなり豊富になってきたのだなぁと、釣り上げたアメマスをみてニンマリした瞬間です。


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 ● 蛇籠付近を攻めるとニジマスが。

明日は帰京、この日が最期で釣り納め。
さすがに10月を迎え今朝は吐く息も白い、サンダル履きのまま素足で水に浸かるには余りにきつい寒さです。
6時から7時までの小一時間、神楽橋から鉄橋までポイントを変えるも、一向にアタリなし。
7時を過ぎたあたりから水温も幾分高くなったのか、ぽつぽつとアタリがくる。
川の様子を見に来た人と、30分ほど釣り話しをする。
昨年は、竿納めの日に中坊の釣りキチ少年と会話できて嬉しかったけど、そんな釣り場での何気ない話しが結構楽しいです。
この日も、橋桁の瀬でつがいのサクラマスの遡上を見かけました。
次回は最盛期に群泳するサケの遡上を是非観てみたいものです。
雨脚が強くなってきて8時過ぎに上がる。
最終日の釣果は、27㎝を筆頭にニジマス4尾、ヤマメが1尾。

すっかり忘れていた、川の流れ・匂い・音、結構癒された日々でした。


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 ● 家の本棚にあった懐かしの釣り本。

下手の横好きは、やはり道具から入るんです。
中学生の頃はお小遣いを貯めては、こつこつルアーやリールを買っていた。
漫画「釣りキチ三平」で、三ちゃんがいつも魚信さんによって最新式の釣り道具(ダイワがスポンサーだったからか、子どもが買えない高価なもの)を与えられているのが羨ましかった。
そんな釣り場(釣り漫画の世界)は近辺にまるではないのに、スポーツ・フィッシングに憧れていた。
「三平君このロッドを使ってみろ!」from 魚信。
そんな足長おじさんが欲しいと思っていた。
フランスのミッシェル社のインスプール・リールは、長年貯めたお年玉を全て使えばどうにか買える値段だったけど、あいにく左利き用のもので断念したこともありました。
舶来メーカーの出す釣り道具カタログを飽きもせずながめる日々。
級友ともども、なけなしの小遣いで買った自慢のロッドを持ち寄ってはグランドでキャスティングの練習を競いあう、まったくもってオカ釣りの間抜けな面子だった。
現在は市内でも、ルアーやフライを愉しむ釣り人が当たり前の時代となり。
まったくもってすごい変化だけど、とても良いことと思う。
度々見かけたスポーツ・フィッシャー達は誰もが粋かすファッションで格好良かった。
今回は素人丸出しでサンダル履きで釣り場に入るという東京ぼん太風だったけど、次回は負けないぞ!
グラスファイバー・ロッドはいつしか舞台より消え去り、主流はカーボン・ロッドの時代を迎えたけど、逆に竹製の継ぎ竿なんかで渋く魚釣りを愉しんでみたいものです。
四谷の新宿区立博物館の近所に、釣具屋のもつ和竿の博物館があったようにおもう、一度じっくり観に行ってみたいものです。

家の掃除の際出てきたむかしのアルバムを開くと、父の釣ったヤマメの魚拓がひらりと舞い落ちた。
父が、竹竿で大型のヤマメを釣り上げたその瞬間は、感激もきっと一潮だったことだろう。
「釣りの辞典」はそんな父の本(母が中身を捨ててしまいなぜか表紙だけ残っています)。
この本のイラストや仕掛けを眺めながら、身近にない環境での釣りや魚種に想いを馳せた懐かしの本です。
富士を背に湖にタモ寄せする美人図の表紙が、なんとものどかな時代を感じさせますね。


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 ● なんといっても釣り上げた魚を肴に、酒で一杯飲る一時が最高!

当然ながら釣りの熱意は中坊の頃が最高だったように思うけど。
こればっかりは大人になった現在だから楽しめるもの。
酒の肴にはやはり魚が一番ですね!


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 ● 小さな歯がたくさんならぶニジマスの口元。



できれば次回はもっと山奥の釣り場へ向かい、本格的な渓流釣りを愉しんでみたいものです!! (^-^)  


  1. 2016/10/11(火) 20:23:06|
  2. 雑 閑
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