うちのガラクタ

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

274 島だより












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 ● お昼にクロネコさんが運んできた”たより”が、これ!



4月に石垣へ出稼ぎに出て早2ヶ月。
シミズ君に託した、泡盛基金がついに功を成しました。



石垣島にはいくつもの泡盛醸造所があるけれど、自分が特に気に入っているのがこの『白百合』です。

そしてその味のほうは、かなり癖があり、ソムリエ表現的に言うならば、「どこか口に残る仁丹味、その芳香はカビた畳裏の藁の薫り」というところでしょうか。

かって、石垣土産で御当地泡盛30度の一升瓶を数種類買ってきて。
最後の一本となったこの白百合を開けたときには、あまりに珍気なその味に、時間が経ちすぎて酒がすっかり腐ってダメになってしまったのでは?と、ショックをうけたものです。

しかしどうしたものか、飲み馴れると、独特なこの味に、得もいえぬ美味さを感じてしまいます。

なんとなく、タイ料理につきものであるパクチー(香菜)にも似た感じというのでしょうか?
初めはどうも食わず嫌いで、一向に受付なかったその珍妙な味が、食べ馴れてしまうと、これ無くしては本場の味になりえない、物足りない。
そして気付くと、すっかりお気に入りになってしまったという現象に。
そこが白百合のもつ魅力のようです。
蓼食う虫も好き好き、巷でも案外隠れた白百合ファンも多いことと思います。
東京でも酒屋で、ときどき白百合30度の三合瓶はみかけますが、この43度は売られていなかったように思います。

この手の泡盛、与那国の『どなん』のハナ酒の例を挙げるまでもなく、度数が高ければ高いほど自分には美味く感られます。

同封の手紙は無くとも、この白百合43度一升瓶2本、しっかり石垣からの”島だより”暗黙のメッセージを受け取りましたよ!!











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 ● よく見るとラベルも幾分違っています。



左下のものが、むかし使われていたラベルです。
商標のリボン部分はローマ字の泡盛銘が記されていましたが、
現在ではその部分が「手造り泡盛伝承蔵地釜蒸留」となっています。
そして今回届いた二本のうち、一方には度数部分がマジックで消され、 43度のスタンプが押されています。(どうやら通常品30度のラベルを使い回している模様)



ラベルには新たにバーコード部分が加わり、原料表示も「米こうじ」より「米こうじ(タイ国産米)」となっています。

そういえば、唐渡りの蒸留酒・泡盛は、むかしからタイ米を原料として造られていました。
タイの”ラオ・カオ”、ラオスの”ラオ・ラオ”、いずれも米から作る火が点くほど強い蒸留酒ですが、ホーム・メイドの酒は作り手によって微妙に味も異なり美味でした。



白百合の古酒一升瓶は、地元でもあまり売られていないとのことで、何かと手間をかけてしまいました。
シミズ君希少品をありがとう!






石垣へ行ってから、すでに10年ほどたちました。



地元ものでなにかなかったかなぁ~?

バンブー系のホウライチクで編まれた荒カゴ、工事現場で用いるドカタ・バーキなどを荒物屋で求め。
そのついでに、近所にある、農具などつくる厚物鍛冶の鍛冶屋を教えていただき、現場をみせていただいたことがありました。

送風機や、ベルトハンマーなど現代的で合理化された道具とともに、むかしながらの火床で金属を真っ赤に焼き入れしている鍛冶の様子はなかなか見応えがあり、とても印象的でした。


以下2点は、その鍛冶屋で求めた農具です。










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 ● ピラ(へら)        鉄製      幅51×270×113ミリ   沖縄県石垣市。



一見左官屋のコテ(鏝)のようにも見える、細長いヘラ(篦)状の刃先に短い握り柄が付いた農具は、余所の地域ではお目にかかれない沖縄ならではの道具です。

漢字で<金+平>という字を充て、音の”へら”が琉球音的に訛った”ピラ”。

一種のあさりヘラとでもいうのでしょうか、珊瑚礁など隆起して出来た硬い地面を、作物の植え付けや収穫などの際、少量の作物を細かく掘り起こしたりするのに用います。

竹富島の有名な芸能「種とり祭り」のシーンでは、粟の植え付けの重要な所作のシーンで、このピラも採りものとして使われています。

このピラは、刃部分本体に金属パイプ(径21×110ミリ)の柄を溶接しています。










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 ● ピラ (4種)        沖縄県八重山郡竹富島 / 喜寶院蒐集館所蔵




こちらのピラは蒐集館所蔵の、島でかって使われていたかたちのもの。

柄は自然木の又木(強度がある)などで、いずれも本体の金属部分をかしめて、柄部分に巻き込むように嵌めています。
長らく使い込まれており、この間どれだけ力を入れて日々握られたものなのか、手の指の跡がそのまま擦れて柄にくっきり残っています。


左上は、細い棒状の掘り串の ”ンピィラ” (ウム、ウヌは芋の意)。

右上は、柄のV字形を鉤に見立てた呼びの ”ガッキャピィラ”

下は、柄の部分を円く刳りぬき、滑らず指掛かりが良いように工夫したもの。
そのかたちを鼻の穴に見立て”ハナピィラ”とも呼ぶ。










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 ● 石垣市内のホームセンターにもピラが売られていました。



刃先が二股に分かれた独特のかたちをしたキビ刈り鎌、キビ斧などと一緒に、”移植鏝”という名称でピラが売られていました。

こちらも柄の部分は鉄パイプを切って付けた溶接仕上げ、よく見ると島外製で値段は500~1,000円ほどでした。










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 ● 博物館展示にもピラがたくさんみられます。



上: このピラは、博物館資料用に新らたに打ち直した復元資料でしょうか? 柄ともども結構新らしそうです。  
                                                       石垣市八重山博物館

左下: 木柄のピラに混じり、柄も含め全体が金属製のピラもみられます(柄部分は溶接ではなくて筒状にまるめ、そのまま折って角度付けた仕上です)  
                                                       南島民俗資料館、石垣市。

右下: 一番下の小さな鍬が島独特のかたちのもの、シマパイ(島鍬) 。  
                                                       喜寶院蒐集館、竹富島。










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● シマパイ(島鍬)    木柄鉄製       刃220×幅66×柄長402ミリ。



鍬先のヒツの部分は円筒状(径35ミリ)に加工して溶接したつくり、柄と刃の角度は60度ほど。
刃先の幅は15ミリ、最大幅で66ミリ、刃長175ミリ。


鍬のヒツの溶接加工が出来る以前は、やはりピラの場合と同じく、部材をかしめて柄に固定させていたと思われます。
博物館に観る手斧や犁など、ふるい民具の刃先の固定には、かしめた箇所に部材を直に嵌め込む仕上げのものもみられます。









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 ● ピラとシマパイ



一見簡易な道具ながらも、ちょっとした使用での小回りが効き、やはりその土地においては無くてはならない道具といえましょうか。

従来のかたちを踏襲しつつも、鉄パイプなど既製品を適選し、柄として簡易に仕上げるなど、身近に在るものの利用転用など、そんな工夫もみていて面白いものです。


東南アジアなどの民具などでは、車の廃材の板バネをそのまま刃物に加工したり、鉄筋コンクリートの芯材にする太い針金を柄にした道具が、荒物屋に多く並んでいるのをよくみかけました。
タイの蛮刀のような大振りの鉈では、柄部分をそのまま円筒に丸めた共柄づくりでしたし。鍬や鎌など、木柄にかしめて留めたり嵌めたりした道具も多かったような気がします。










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● 島の民具を手にとり、白百合で一杯というのも楽しそうです!









梅雨明けまでもうしばらく、これから迎えるギンギラリンの夏には、やはり泡盛!ですかね! (^o^)   












  1. 2016/06/22(水) 23:19:11|
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194 小手返し 2WAY








よくある道具と思いきや。
一見すると「あれれどこかヘンなかたち」、今回はそんな道具の紹介です。







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 ● ちょっとどこかちがう、そんな道具・・・・・・・。







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 ● 鎌     カンボジア     長さ420×440×25ミリ。(刃渡り;145ミリ)


このカンボジアの鎌、よくある鎌とちがって刃の反対側に長い角が付いています。
なんでこんなかたちをしているのかなぁ??







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 ● カンボジアの鎌の部分


鋸歯状の刃は、柄部に差し込み小釘で止めて漆で固めています。
柄には不思議な彫刻文がみられます。
写真に見るおばあさんの鎌の持ち方もちょっと変わっていますね。







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 ● タイの民具本 ”Museum of Folk-Culture”  Muang Boran Publishing House  1991(2nd Edition)


カンボジアのお隣タイの民具本の農具にある穂摘み具と鎌。
写真のものは1点をのぞき、木製の柄に刃部をかしめて止めるつくりです。







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 ● タイの民具博物館 ”Sgt.Maj.Thawee-Folk Museum” と、鋳造仏工房。 ピサヌローク タイ 1991年撮影。


タイを旅行したとき、各地の博物館ではそれぞれの地域に則した民具展時は若干みられたけれど。
このピサヌロークの仏像工房のオーナが個人蒐集した民俗博物館には、タイ各地の民具が幅広く一同に観れて、地域ごとの違いが比較できてとても面白かったでした。

当時は、まだ木造二階建ての伝統的なこの地域の民家がたてもので。
中にところ狭しと民具が詰め込まれ展示されていました。
その後再訪したときは、あの趣のあった古い建物がすっかり壊されていて、新設工事のまっただ中でした。
民具のほうは野外に仮置き。
雨風を防ぐビニールシートが被され、野ざらしにされていました。

今回紹介したカンボジアの鎌と同じものが展示されていたかどうかは定かでありませんが。

この不思議なかたちの鎌を亜細亜大学の講座の際知りました。

お話しでは、雨期の氾濫した水のなか長く稈を伸ばして育つ浮き稲を、収穫の際地面にすっかり寝てしまったものを、この角でたぐり寄せて刈り取るのだとか。

刃を振る方向、角部分で掬い上げる方向と向きが異なりますので。
どのような持ち方、あるいは手の返し方をするか、その時はなんとなく判った気がしたけれども。
改めて手にしてみると、どういった手の動きになるのか納得がいきません。

写真のおばあさんの鎌の持ち方も、やはりどう考えても違うように思えてしまいます。
ご存じの方がいらっしゃいましたら御教示頂けませんか?







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 ● クメールの鎌


タイの民具本には、クメール鎌として1枚写真が載っています(柄の先がトリミングされて消えているようです)。

カラー写真の2点は、自分がカンボジアで求めたものです。
柄や長さなどかたちは微妙に異なりますが、長い角部分と鋸歯の刃を柄に差し込むつくりは紹介したものとまったく同じです。

そして柄の端には、ちょこっとですが木彫りの装飾がなされています。

多分稲と水の関係に縁んだものか、寺院の飾りによく見るようなナーガ(水蛇)を現しているように見受けられます。







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 ● 手鉤    日本    長さ243×80×30ミリ (刃部;60ミリ)。


こちらは立川のフリマで求めたもの。
俵などの運搬に使う荷鉤でしょうか。
通常の鉤の背部分に縄切り用の刃が付いています。
握りの材は軽い桐材でしょうか?
鉤自体はよく見掛けますが、このように刃が付いたものははじめてです。
ひとつの道具に二つの機能を集約され一見便利そうにもみえないことはありませんが。
持ち方によっては、自分の手前に直接刃部分が向き合って、やはりどことなく危険で不安な感がします。
刃を使うときは柄を持ち直すのか、そのまま逆手で振るのか加減が知れませんが・・・・・・・。

新案まではよかったものの、やはりそれほど利便性に富んだものではなかったのではと思います。







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 ● 国や目的用途は違うけど、ふたつ並んだ2WAY。








道具と身体の動きとの関係、興味が尽きません! (^^)!











  1. 2015/05/25(月) 16:09:48|
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B063 牛馬の働き 犂

 武蔵野のこの辺りでは、「ご先祖様には、早馬のごとくいらしていただき、牛の歩みのごとくゆっくり滞在して帰っていただく」。そんな諺通り、盆迎へ用にキュウリやナスで馬と牛の作りものを家の戸口に飾り麻殻を燃やします。盆も終わりですね。各地域に独特な盆用の棚飾りなどみられますが。馬や牛にちなんだものが多いことと思います。むかしから牛馬は畜力としてなくてはならない大事な存在だったことが伺いしれます。




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 ● 盆迎への作りもの。この暑さですっかりやせ細ってしまいました。お盆の期間長らくご苦労様でした。
うちの大家さんの農家の戸口にて。東京に来て初めて見たときは、何かの咒いものかと相当ビビリましたが・・・。


 先月、東京農工大学の科学博物館の付属施設に犂などの農機具を多数所蔵していることを知り。府中キャンパスのFS教育研究センター付属『畜力農機具資料室』を訪ねてみました。
2階建ての古いプレハブ倉庫でしたが、動力以前の牛馬の畜力が頼りだった時代の犂や馬鍬などの農機具が系統的に多数所蔵されており圧巻でした。




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 ● 1階は、主に改良型の農機具。2階は犂類が多数ならんでいました。
東京農工大学・府中キャンパスのFS教育研究センター付属『畜力農機具資料室』にて


 さすがに、これだけの分量の犂<すき>を目にすると。何となく気分も”犂モード”となってしまいました。・・・・と云っても、牛馬の畜力を頼りに農耕がなされていたのが昭和40年くらいまでで(1965年頃まで日本の水田の80%以上で牛馬耕が行われていた)、以降はすっかり機械化されてしまっています。自分が生まれた頃には既に農法も大きく変わってしまった後でした。牛といっても乳牛でしたし、馬が働いているのは、戦後の農地解放の入植に入っていた遠戚の方のところで、ものごころつかない歳に見たのが最後です。そんなわけで、この手の農機具には縁が無かったなぁと感じつつ「犂の写真ってほとんど撮っていないかも?」と思いながらも、よそで撮ったものを探してみることにしました。




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 ● 上; 『上川地方開拓史の絵図』より  「兵村記念館」 北海道旭川市 にて、2009年撮影。
絵図中央に、犂・ハロー(馬鍬)・プラウ(洋犂)が見られます。開拓団ながらもいずれも配給品ではなく「私物」の記載です。プラウは車輪付きの双手です。
    下; 『八重山地方の犂』  「喜寶院蒐集館」 沖縄県八重山郡竹富町にて、2003年撮影。
犂床と犂身が一木造りの古いかたちの犂。”ヤマ”とは”道具”のことです。犂先は金属部分をかしめて留めています。このような留め方は他にも”斧”など沖縄のふるい民具にみられます。




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 ● 『海外のお札に描かれた犂耕』
上; カンボジア 500リアル札(旧札)
下; ラオス 50キップ札
カンボジアは牛で畝起し、ラオスは水牛で代掻きしています。




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 ● 『ブリューゲルの画のなかにも”犂”が!』
ブリューゲル(?) 「イカロスの墜落のある風景」 カンヴァスに油彩 1556~58年 ブリュッセル、王立美術館 蔵。
農民が描かれているこの画のことは前から知っていましたが、よく観るとしっかり馬耕しています。車輪付き単手の犂で畝を起しています。イカロスの落下にも気付かず、働き者の農民は耕作に専念しています。




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 ● 『二頭立で馬耕』
「グリュンペックの逆さまの世界」  『木版画を読む -占星術・「死の舞」そして宗教改革- 』 森田安一著 山川出版社 2013年、P96 図版8 より。
当時の宗教改革のさなか、聖職者と農民の立場をあえて”逆さまの世界”で表現して揶揄しています。
車輪が二つの双手式の犂。犂へらという土の片寄せ機構の犂は、全体が揺れて調整が難しいので、西洋ではこのような車輪付きが安定していて便利だったのでしょう。




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 ● 『昭和31年 代掻き 盆』  「富士見町立郷土資料館」 長野県諏訪市富士見町 2008年 撮影。
カッパを着て雨の中、馬による代掻き。併設の「井戸尻遺跡考古博物館は縄文土器で有名ですが。郷土資料館には馬関係の民具も多く。この写真を撮られた方の昭和30年代の山村のくらしの写真集も近年刊行されています。生活の中の様子をけれん味なく伝え、真摯に働く様子が切に伝わってきます。




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 ● 上; 『野良を終えて』 ネーパール、タライ地方 1989年8月 撮影。
フィルムの残数上1カットしか撮っていなくて上手く撮れていませんが、農夫が担いでいる棒状のものが犂です。犂先は、細幅のヘラ状の金属が犂床に刺込まれています。犂以外にも農夫が被っている笠や、褌なども撮っておくべきでした。
   下; 『畑の砕土』 中華人民共和国、雲南省、虎跳峡近村にて 1996年3月 撮影。
スライドを改めてみてみると、納西族系の民族服を着た女性の背負籠に馬鈴薯が入っています。牛犂で砕土しての収穫作業でしょうか。背後には玉龍雪山がそびえています。





 牛馬などの家畜の安全を”馬頭観音”に祈願する風習が各地に残りますが。
埼玉県東松山市にある「上岡観音」(妙安寺)の馬頭観世音菩薩縁日が近在では有名です。
上岡観音の馬頭観世音菩薩縁日は、毎年2月19日で。関東で随一残る『絵馬市』としても有名です(埼玉県有形民俗文化財指定)。この日は、馬が描かれた古い時代の奉納幕を飾り、馬頭観世音菩薩仏前で御神馬を迎えての法要がなされます。また農具市も立ち、牛の鼻ぐりや、馬の蹄切りなどの道具も並びます。近在の農家では牛馬の絵馬を持ち帰り厩に祀り、一年の家畜の安全祈願を願います。近年では、かっての牛馬の使役用としての安全祈願以外にも。物流・運送関係や、競馬協会(JRA)などが御縁を願い大口スポンサーとなってる様子が奉納碑から読み取れます。





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 ● 『上岡観音 馬頭観世音縁日』より  埼玉県東松山市 妙安寺(上岡観音)2月19日
上; 馬で溢れる、明治時代に奉納された古い幕。 2011年撮影。
中; 神馬を連れての仏前法要の様子。 2011年撮影。
下; 関東で随一残る『絵馬市』、牛馬の絵馬が販売される。  2008年撮影。



 農林業にみる牛馬の畜力としての使役の役割が無くなって久しいながらも。一方では新しく主流を肩代わりした機械を祀るものも絵馬の図像として登場した時代がありました。
丁度この盆の最中に、うちの”大家さん”の持つ、耕耘機とトラクターが相次いで壊れたらしくJAの担当の方が診に来ていました。畑の虫害除けに『お犬様の札』は立てても、まさかトラクターなどに下記の写真のような”絵馬”を付けたらナンバープレート状態になってしまいそうですが・・・それでも、”農機械”の安泰を願い、下記のような絵馬が”再販”されたならば、自分は、自分+うちの”大家さん”用に購入してみたいと思っています。

皆さんはいかがでしょうか!?

牛馬を願う気持ち、いまもむかしも変わりません!!






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 ● 上中; 「耕耘機」・「トラクター」絵馬。 上岡観音で1970年代の一時代のみ頒布されていた貴重品。 武蔵野美術大学 民俗資料室蔵。
    下; 『最新式の耕耘機』 「小平市産業まつり」JAブース展示より 2010年11月撮影。






 
  1. 2013/08/16(金) 16:12:29|
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