うちのガラクタ

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

054 数え上手 算器





 木の台に渡された針金に算盤珠が20個。ブリキの珠は、赤、黄、緑 、黒、無地と規則性なく並んでいます。何に使われたのでしょうね、これって!? 多分”数”を数える算器であろうと思うのですが・・・。
針金はぐにゃぐにゃ、珠も見事に古びており、なんとも良いアジとなっています。特にどうこうすることはないものの。ときどき珠を左右に移し替えて、お慰み遊びを楽しんでいます。




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 ● 『算器』 ブリキ製  190×45×高さ220 ミリ


身体を使って数字を数える方法は、国によってもいろいろあるらしく。
たとえば日本で一般的なのは、開いた片手を親指から順に閉じていき「1~5」、閉じられた指を逆順に開いて「6~10」と都合10まで数えれます。
ネパールで見たのは、片手でそれぞれの指の節を数える方法。まず人差し指で、親指の先・間接・付け根で 「1~3」、親指で人差し指の先・第一関節・第二関節・付け根で 「4~7」と続き、同じ要領で中指・薬指・小指 「8~19」、最後に親指と小指の先をあわせて 「20」。と都合20まで数えることが出来ます。

 単純な数の勘定は、数字を用いて計算しなくとも、何かに充てて済ます場合が多いです。幼児の頃使っていたベビー椅子に付随の机にも色珠が並んでいましたし。幼稚園に入園したときの学習セットのなかにも、色分けされた細棒(算木)が付いていました。まずは単純な用具で、幼児は数を学びます。





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 ● こちらは 『時計の算器』  北海道旭川市、旭川市立博物館展示にて 2009年撮影
「1~12」まで書かれた時計盤の周囲を囲むように、6色珠が全部で12個並んでいます。




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● 『算盤の形象看板』  埼玉県川越市、川越市立博物館 「情報伝達の道具 = 伝える・広める =」収蔵品展示にて 2013年撮影
五つ珠算盤。自分が小学生の時代は、教室には大きな算盤の演習模型が置いてありました。子供時分の手習いも、書道と並び算盤がまだまだ当たり前の時代でした。珠を弾くだけで、すらすらと計算出来てしまう珠算。実家では商業高校出の母が、未だに家計簿つけを算盤でやっていましたが、算盤は、使える人にとっては電卓以上に便利な道具だと思います。





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 ● 和算で複雑な式を問うた『算額』 川越市指定文化財「古谷村沢田千代次郎奉納」天保12年(1841)
埼玉県川越市、川越市立博物館常設展示にて 2013年撮影
日本でもかって、和算という独自の算術によって、複雑な計算が行われていました。




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 ● 『手回し計算機』<内部の様子>  東京都調布市、電気通信大学資料館にて 2012年撮影
こちらは数式を当てはめると、数字で答えを出してくれる全機械式の計算機。内部は、何とも複雑な歯車の構成となっています。凄い発明です! 電気式計算機が出来る以前は、これで複雑な計算がなされていました。文具メーカー以外にも、ミシンメーカーなどでも製造されていました。メカメカしい造りで、つい”機械もの”の魅力に惹かれてしまいます。






  1. 2013/08/02(金) 16:13:43|
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