うちのガラクタ

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

043 時の結晶 カエルちゃん



 僕らは「おはよう子供ショー」世代。可愛らしいロバ君に、マントを着たガマ親分。カエルちゃんは既に子供たちに人気のマスコット・キャラでしたが。理由あって自分は苦手です。自分の田舎では、トノサマガエルを除くと、ほとんどがアオガエルのちびカエルでした。こちらに来てヒキガエルなどの大型のカエルに遭遇して、ほんとビックリしました。「ここは、巨大生物の島か・・・」などと大袈裟に驚くほどのインパクトでした。

 先日の真夜中、ドアを開けたら、大きなヒキガエルが足下に。「うっわ~・・・」と思わず固まってしまった自分でしたが。カエルもどうして、しばし睨めっこが続きます。多分ここら辺りから、たらーりたらーりと脂汗の「がまの油」が流れるはず!? しかしながら、まんじりと身動きひとつしなく泰然としています。「う~ん、負けた」。やはり、成田山名物「がまの油」は、そんなに簡単には採集出来ないということなのですね。




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 ● 夜中に「ドアを開けたら、そこにはヒキガエルが・・・いゃ~ビックリ!」




 今回のカエル対決では、固まってしまった自分ですが。そういえば、カエル嫌いの自分も一つだけカエルグッズを持っていたことを思い出しました。ブロンズで型どりされて固まったままの姿のカエルです。この姿に痺れました。まさしく時の結晶化の姿です。ときどき手にとっては哀れなカエルの生涯を愛惜しんでいます。




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 ● 時がまるで結晶化されたような「カエルの鋳物」 ブロンズ製 長さ85ミリ

美大の芸術祭フリーマーケットで彫刻科の男子より購入。他にブロンズのセミの抜け殻シリーズもありましたが、この1点だけが目に入りました。



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 ● いつの時代にもカエルちゃんは人気者「カエル椅子」となって。
撮影;神奈川県葉山市 2012年




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 ● 人気のあまり、時にはこんな姿にも「銭ガエル財布」 撮影;2004年1月 沖縄にて

「本物です」に”ハート印”のコピーがキャッチーです。
蛙の「かえる」が「返る」に転じて、銭や福の縁起物の守護動物に。三重県の夫婦岩で有名な、二見輿玉神社の陶製の「福蛙」など、御利益品も多くありますね。




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 ● パペットアニメ『かえるの国』 ラディスラフ・スタレビッチ 在仏ロシア芸術協会制作 1922年

 イソップ童話「かえるの王様」で知られているお話しです。でくの坊の樹の切り株王より、写真はコウノトリを新王に招いての歓迎パレードの様子・・・今後の展開も知らぬままに浮かれています。擬人化の具合が絶妙です。写真とは別に物語では、天の神様が、ナイトキャップを被ったパジャマ姿だったり、新聞を読んでいたりと。どことなくユーモア溢れる画面でしたが。折に触れる解説には痛烈な批判が込められています。「カエル達はいつまでも満足しない。人間そっくりだ!」。コウノトリに全員食べられて、おろかなカエル達の最後に現れる文字が、「教訓;いまのままが一番」。うーん、大人になった現在改めて考えさせられるお話しでした。





  1. 2013/07/09(火) 10:04:35|
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